介護シェアリングを導入している職場なら未経験でも問題ない

本当に未経験でも大丈夫なのか

介護業界に限らず、どの仕事でも最初はすべての人が未経験からの挑戦です。新人として働き始め、経験を積んでその職場の戦力となっていくのです。特に介護シェアリングを導入している職場なら専門資格を必要としない業務が用意されているので未経験者でも働きやすいでしょう。また、法律上すべての介護事業所で未経験者でも働けるように定められています。もちろん、即戦力を採用したいために経験者を優遇しているケースがあることも忘れてはいけません。

未経験者が働きやすい職場

未経験者が働きやすいのは、比較的規模の大きい事業所です。未経験者は先輩職員に指導してもらいながら業務を進めていく必要があります。規模の大きい事業所は経験豊富な先輩職員が多く在籍しているため、しっかり教育を受けることができるでしょう。規模の大小と共に注目したいのが、教育制度や研修制度の有無です。新人の期間に限らず、介護職員は常にスキルアップしていく姿勢を持たなければなりません。そのため、教育環境が整っている職場はすべての職員にとって働きやすい職場であるといえます。

資格は必須なのか

介護業界には様々な資格があります。そのため無資格だと働けないと思っている人も少なくありません。しかし、未経験かつ無資格でも始められる仕事はあります。代表的なものとして挙げられるのは「介護助手」でしょう。専門的な知識がなくても、簡単な作業から介護に携われます。一方、資格が必須の仕事として挙げられるのが「訪問介護」です。もし訪問介護の仕事に興味があるのなら、資格取得に取り組みましょう。

未経験者におすすめの資格

未経験かつ無資格でも働くことは可能ですが、介護職員としての知識や技術を備えていれば転職活動で有利になります。もし余裕があるなら、事前に資格を取得しておくことをおすすめします。未経験者が最初に取得すべき資格は「介護職員初任者研修」です。介護に関する基本的な知識を学べる研修です。130時間のカリキュラムを受講した後、修了試験に合格することで取得できます。通信講座で学ぶことも可能ですが、実技スクーリングがあるので自宅学習のみでは修了できません。

需要は伸び続ける

少子高齢化が進む日本では今後ますます介護職の需要が伸びていきます。また、人材確保は介護業界にとって最重要課題です。そのため、介護シェアリングなどの働きやすい環境作りはこれからも進められていくでしょう。介護職は求人の選択肢が広いので、自分に合った働き方を選べる点も魅力です。介護業界に興味のある人は今のうちから準備を始めておきましょう。